
インプラント治療で、歯をまとめて治したいときは、オールオン4とオールオン6と呼ばれる治療方法を使用することがあります。
片顎につき最小4本か6本のインプラント体で、すべての人工歯(12〜14本分)を固定して支えるインプラント治療法です。
多くの歯を失った方や総入れ歯の方を対象に開発され、従来の1本ずつインプラントを埋入する方法と比べて費用や身体への負担を大幅に軽減できる特徴があります。
◎主なメリットと特徴
①身体への負担が少ない: 埋入本数が4本と少ないため、手術時間を短縮でき、腫れや痛みを抑えられます。
②骨移植を回避できる: 骨の厚みがある前歯付近に角度をつけてインプラントを植立するため、骨が薄い部位への移植手術(サイナスリフトなど)を避けて治療できます。
③治療費を抑えられる: 10本近く埋入する従来のフルマウス(全顎)インプラント治療と比べ、埋入本数が少ないためトータルの治療費が安くなります
●知っておくべきデメリット
①1本失った際のリスク: 4本で全体の歯を支える構造上、万が一1本のインプラントにトラブルが起きて抜け落ちた場合、広範囲なやり直しや追加治療が発生します。
②高度な技術が必要: 正確な位置や角度への埋入が求められるため、実績のある歯科医師による治療が不可欠です
◎どう違うか
オールオン4と オールオン6の違いは、主に骨の条件によって異なります。
支える本数 4本と 6本では、安定性と力の分散で大分ことなるので、オールオン4は骨がしっかりしている下顎で行われることが、ほとんどで、上顎では、オールオン6で行うことが一般的です。
インプラントの本数が多いオールオン6は、噛む力を分散しやすく安定性が高いとされています。
一方で、オールオン4は本数が少ないぶん費用や手術負担を抑えやすい治療として案内されています。
◎選び方の目安
選ぶ基準として大きいのは、あごの骨の量と状態です。
骨が比較的しっかりしている場合はオールオン4、骨が少ない場合やより長持ちを重視する場合はオールオン6が勧められることがあります。
最終判断は、CTなどで骨の状態を見て決めるのが一般的です。